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団体でJGAP認証を取得!

2018.03.15

JA夢みなみTCトマト班JGAP認証取得 ―団体・JAでは県内初―

 矢吹町の三神支店TCトマト班がJGAP(農業生産工程管理)認証を取得しました。団体とJAのJGAP認証の取得は県内では初めて。今後、「旬太郎」を中心にJGAP認証農産物の出荷を、3月下旬を目途に始める予定です。

 2017年5月から県の「第三者認証GAP取得等促進事業」を活用し、7~12月までに専門指導機関やJGAP指導員(同JA職員)による6回の指導・助言を受け、食の安全面や労働環境面の危険リスクなどを確認しました。生産工程を明確にし、農薬使用時などの安全面などの改善を図り、2月上旬、審査機関による審査を受けました。

 代表の坂路充班長は「認証取得に向け1つ1つの作業に対する意識が大きく向上した。今後も5人の作業基準を統一し継続していくことが大事だ」と話しています。

 TCトマト班は5人で構成し、5農場で栽培面積は1・86ヘクタール。1995年に結成し、夏秋トマトの他、冬季には高品質トマト及び高糖度のブランドトマト「旬太郎」を生産しています。

 当JAしらかわ地区では、福島第1原発事故による県産農産物の風評被害をきっかけに、リスク排除や安全確認作業に取り組んできました。第三者が認める安全・安心の基準が求められると考え、生産者全員に簡易なチェックシートの活用を呼び掛けてきました。

 2015年度からJA営農指導員のGAPに対する知識向上を図り、JGAP指導員や産地リーダーの育成を進めました。並行して、生産者のための研修会やJA独自のGAP管理マニュアルの作成・配布、チェックシートに新たな改良を加えるなどGAP農場の確保に向け取り組んできました。

JGAP認証取得をしたTCトマト班

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