営農情報

水稲管理情報(田植え後の初期管理について)

2018.05.15野菜

水稲管理情報(田植え後の初期管理について)

 

あぶくま石川地区支援センター 担い手支援課

石森 正文

 

稲の生育は、活着から分けつまでの初期管理によって大きく影響されます。ポイントをおさえ管理することで、高収量・高品質な米の生産を目指しましょう。

 

 

1.田植え後の水管理について

(1)活着期

 活着期の稲は水を多く必要としているので、田植え後はすぐ湛水し、葉からの水分蒸散を防ぐことが大切です。

 活着は気温、水温ともに高いほど早いため、温暖な時は日中止水で3~4cmの浅水とし水温の上昇を図る。夜間は5cm程度の深水とし保温に努めてください。

【注意点】

 1.低温時や風が強い時は、深水(7~8cm)管理に努める。

 2.山間部や冷水が掛かるほ場では、迂回湛水や温水チューブを利用すると効果的です。

 

(2)分けつ初期

 稲の葉色が濃くなってきたら、分けつ量を早期に確保するため、日中と夜間の水温格差を大きくするため水深3cm程度の浅水とする。

 水温格差の大きい条件で、分けつ量は多くなります。

 

 

 

 

 

2.根付け肥について

 健全な苗を移植した場合は施用する必要はありません。表層施肥は肥料の利用率が低いため、葉色がうすい場合や老化苗を移植した場合のみ施用する。

○根付け肥の施用時の注意点

 施用時期は、田植え後5~10日の間、窒素成分で10a当たり1kg程度とします。

 施用時期が遅くなると効果が劣ってしまいますので適期に行ってください。

 

 

 

 

 

3.田植え1ヶ月後の生育不良について

 分けつ量が増えないのは肥料不足が原因ということは、ほとんどありません。

根の力が弱り、肥料を吸えないことが原因なので、あわてて追肥は行わないようにしてください。

 無理に追肥をすると、葉色は濃くなり、草丈も伸び見た目は良くなりますが、根は伸びていません。

 まずは、ガスが発生していないか確認してください。田んぼに入って、足元からブクブクと泡が出る場合は、落水しガス抜きを行ってください。(水利条件が良い場合に限る)

 

 

 

 

 

4.効果的な除草剤の使用方法

 除草剤の効果を十分に発揮できるよう使い方に注意してください。

 水稲除草剤は土壌表面に成分の処理層をつくることによって効果を発揮します。

【除草効果を高めるポイント】

 ①発生しやすい雑草の種類や大きさに合わせ、効果のある除草剤を選んで適期に散布する。

 ②水深を十分に保ち除草剤を散布する。

 ③除草剤散布後7日間は落水しない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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