営農情報

根こぶ病とネコブセンチュウについて

2018.12.14野菜

根こぶ病とネコブセンチュウについて

 

しらかわ地区支援センター 営農販売課

三本松 伸也

 

今年収穫した作物の根にコブを見たことはあるでしょうか?

それは根こぶ病、もしくはネコブセンチュウが原因かもしれません。次年度の作付に向け、根こぶ病とネコブセンチュウの違いについてご紹介します。

 

 

根こぶ病とは?

 根こぶ病とはアブラナ科の植物(ブロッコリー、カブ、キャベツ、コマツナ等)に根こぶ病菌により発症する病気の一種で、気温が比較的高い梅雨や秋雨のころに多く発生し、水はけが悪い畑では注意が必要です。感染した根には大小さまざまなこぶができ、根の能力が衰え、生育が徐々に悪くなります。ひどい場合は生育が止まり枯れることがあります。

 

 

ネコブセンチュウとは?

 ネコブセンチュウはセンチュウの一種で、体長は1ミリ以下と視認が非常に困難な虫です。日本中に広く分布し、トマト、キュウリを始めとし、サツマイモやピーマンにも寄生することが知られています。根にこぶを形成し卵を産み付け増殖し、その症状は根こぶ病と同じく、放置していると生育が止まり枯れてしまいます。

 

 

見分け方と発症株の対処法

根こぶ病 ➔ アブラナ科植物にのみ発症します。

対処法  ➔ 石灰資材等を使用し、土壌pHを中性寄りに矯正します。

 

ネコブセンチュウ ➔ トマトやキュウリ、サツマイモ等にも寄生します。

対処法  ➔ 抵抗性品種の利用や対抗植物(マリーゴールド等)を植えます。

 

また、根こぶ病、ネコブセンチュウともに

①発症した株は根を土に残さないように掘り取って処分する

②同じ畑での連作を避ける

③持ち込んだ農具は洗浄する

などの対策をとることも大切です。

 

※各種薬剤の使用も効果的ですが、使用にあたっては、使用薬剤の登録内容をご確認の上ご使用ください。有効薬剤については、お近くの支店にお問い合わせください。

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