営農情報

ハウスキュウリ

2019.01.17野菜

 

ハウスキュウリ

すかがわ岩瀬地区支援センター担い手支援課

樽川 正 

 

ハウス促成キュウリ

〈加温栽培〉

 ①午前中の湿度と温度を高めに維持して草勢確保と側枝の発生を促進する。

○午前中は通路散水により湿度を確保し温度も高めに維持する。午後は十分換気して夕方までに湿度を下げる。

○マルチをめくってベット肩の乾燥程度を確認し、乾いていたら、ベット肩に手散水する。

 (東西ハウスでは、南側のベット肩が乾きやすいので特に注意する。)

 

 

 ②着果負担を減らして草勢を強くする。

○1番果は、ベットから高さ45cm位に着果させ、草勢の弱い場合はさらに1~2節上まで摘果する。

○主枝の着果数は8果以下となるよう整理する。特に低温時には主枝着果数を抑えるよう注意する。

○主枝の連続着果やダブル着果は早めに摘果する。成長点付近に咲く雌花も摘果する。

○側枝の発生が鈍いところでは、中段の側枝を伸ばして力枝とし、次の枝が伸びてくるまで摘心を控える。

 

 

 ③追肥

○主枝の肥大が確認された頃より追肥を開始する。窒素成分0.3~0.5㎏/10a位から徐々に始め、芯が小さくならないように調整し、葉面散布や土壌かん注の実施で、草勢をおとさないようにする。本格的な追肥は、側枝果肥大開始から液肥かん水を始める。

 例:アミノキッポ 300倍~500倍

 

 

 ④病害虫対策 

 ※農薬や葉面散布剤は、夕方までに葉が乾く時間に散布する。

 ○冷たい風を直接きゅうりに当てないように注意して換気する。

○窒素成分の入った葉面散布は好天時に行う。(低温時の窒素過多は黒星病の発生を助長する)

 例)アザミウマ類:スピノエース顆粒水和剤など、黒星病(予防散布):ダコニール1000など

 

 

ハウス半促成キュウリ

〈無加温栽培〉

 ベットを早めに作り、定植前までに地温を十分に上げておきましょう。

 ①健苗育成と馴らし

 ○接ぎ木後2日目からはできるだけ苗に光を当てるようにして徒長を防ぎ丈夫な苗にする。

 ○定植5日前から徐々に夜間最低気温を12℃~13℃まで下げ馴らしを行うが、地温は18℃~20℃を確保する。

○定植直前にはぬるま湯で溶かした液肥をかん水しておく。(例:キッポ青500倍またはベストⅡ500倍)

 

 

 ②定植準備~定植

 ○定植前には、ほ場のベットには充分にかん水するとともに、通路にも散水してハウス内 

 の湿度を確保しておく。

 ○トンネルを設置した状態で晴天日を経過させ、定植までに充分に地温を上げておく。(20℃以上)

○定植は晴天日に行い、定植後は18~20℃位のぬるま湯で株元かん水を行い活着を促進させる。

○定植時の防除(殺虫剤の施用):プリロッソ粒剤(株元散布) など

 

 

 ③定植~活着後

○新葉2葉が動き出すまでは、トンネル・カーテンは出来るだけ開けないようにして温度・湿度を確保する。

 ※日中、高温が予想される日は、ハウス内が高温になる前にハウスサイドを早めに少し開けておく。

○日中20℃以上の時間を長く維持し、通路を乾かさない。湿度が足りないと萎れや葉焼け症状が発生し、根張りも悪くなる。

○活着する(本葉7~8枚頃)までは、20℃くらいのぬるま湯で、ていねいな株元かん水を行う。

○活着枚数になっても葉が大きくなってこなければ、ベット肩に手散水する。

○活着後においても午前中はハウス内の温湿度を充分保ち、午後は換気を行うが、本葉12枚程度までは20℃でカーテンを閉める。

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