営農情報

播種から田植えまでの育苗管理について

2019.04.17お米

播種から田植えまでの育苗管理について

 

昔から米作りは、苗半作と言われています。

1年のスタート、しっかりした良い苗を作りましょう!!

 

■播種作業~出芽~緑化~硬化~田植(作業工程)

 育苗箱の床土の土入れ → 播種(種籾量 催芽籾…120~150g) → 潅水

 → 覆土(籾がかくれるように均一に:1箱当たり1ℓ程度) → 出芽(出芽率80~90%を目安に緑化

 に移る) → 緑化(潅水は1日1回をめどとする:午前中) 

 →硬化(緑化の後、被覆をはずし外気にさらす) → 田植(苗丈13㎝~16㎝、葉数3.5葉:目標)

 

①播種

 ・床土に芽だし(催芽)した種籾を均一に薄くまく。

 ・種籾量:芽だし籾で120~150g/苗箱

 ・覆土は種籾が隠れる程度(3~5mm)に薄くし、覆土後には潅水はしない。

 

②出芽

 ・床土表面から5~10mm程度、白い芽が出るまで行う。

 ・積み重ねの場合は床を充分日光にあてた後に、20段程度積む。

  ※注意:高温(30℃以上)、低温(15℃以下)にならないように注意する。

 

③緑化

 ・2~3日間ほどかけて苗を光に慣らす。目安は本葉1枚程度まで。

 ・1~2日間は寒冷遮等で遮光する。

 ・苗は急激な温度変化に弱い。

  適正温度:昼20~25℃、夜15~20℃

 

④硬化

 ・適正温度:昼20~25℃、夜10~15℃

  ※注意 昼 35℃以上、夜 20℃以上の高温は徒長苗になりやすい。

  ・潅水は1日、朝に1回が基本です。

  ・晴れた日の日中や夕方4時以降は潅水しない。

  ・潅水の目安は、夕方に葉先に水滴があれば次の日は潅水を控える。

  ・少しぐらいのしおれは問題ないので、少し乾燥気味で育てる。

  ・田植えの5日ほど前になったら、昼夜とも外気にあて苗を慣らす。

 

⑤田植時期の目安・・・苗丈13㎝~16㎝、葉数3.5葉(目標)

 ・ビニールハウスでは6日で1枚、本田では倍の12日かかることから気象条件等を考慮すると1枚でも多くは葉齢の進んだ熟苗の育成に努める。

 

■主な苗立枯病の症状と対策

 

時期 症状 病原菌 対策
播種時~緑化期 ・白いクモ巣状のカビが箱全体に広がる・出芽不良や根の発生不良 リゾープス ナエファインフロアブルによる予防
・地際部に白いカビ・籾に白~淡紅色のカビ フザリウム 1000倍~2000倍(0.5ℓ~1ℓ) 
・カビは無いが地際部が腐って急に坪枯れする ピシウム 1000倍~2000倍(0.5ℓ~1ℓ) 
播種時~緑化期 ・白いクモ巣状のカビが箱全体に広がる リゾープス ダコニール1000による予防
・出芽不良や根の発生不良 500倍~1000倍(0.5ℓ) 
播種時~緑化期 ・地際部に白いカビ・籾に白~淡紅色のカビ フザリウム タチガレエースM液剤による予防    
・カビは無いが地際部が腐って急に坪枯れする ピシウム

500倍~1000倍(0.5ℓ)

※農薬の使用上の注意(ラベル)をよく読んで適正に使用しましょう。

※新商品:ナエファインフロアブル

 

中島支店 大竹健二

 

 

 

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