営農情報

キュウリの病害虫防除

2019.06.14野菜

キュウリの病害虫防除

営農部園芸課 鈴木 正志

 露地キュウリの定植時期を迎え、今後気温が上がるとともに

さまざまな病気や害虫による被害が想定されます。

 今回は、6月から7月頃にかけて発生が予想されるキュウリの病害虫の症状や

使用薬剤を再度確認し、早期防除を心がけ、品質向上・収量アップにつなげましょう。

 

■病害

○べと病○

症状:葉にのみ症状が見られ、初めは淡黄色の不鮮明な斑点が見られ、拡大して淡褐色となり葉脈に囲まれた角ばった病斑となる。

発生時期・原因:気温がやや低いときに樹勢が低下していたり、葉が濡れていたりすると発生しやすい。6月~7月に発生が多い。

主な予防剤:カスミンボルドー、ジマンダイセン水和剤、ダコニール1000、ベフドー水和剤

主な治療剤:アミスター20フロアブル、ザンプロDMフロアブル、ホライズンドライフロアブル、ゾーベックエ二ベル

 

○うどんこ病○

症状:下の葉の方から発生し、葉面にうどん粉をまぶしたような白いカビが生える。

発生時期・原因:やや乾燥した状況で発生する為、ハウス栽培で多く見られるが、露地栽培でも、高温乾燥時や樹勢低下時には注意が必要。

主な予防剤:アフェットフロアブル、カスミンボルドー、ダコニール1000、ネクスターフロアブル

主な治療剤:ガッテン乳剤、カリグリーン、パンチョTF顆粒水和剤、ポリオキシンAL水和剤

 

○つる枯れ病○

症状:淡褐色、水浸状の病斑を生じて軟化し、乾くと灰白色になる。茎・葉・果実のどこでも発生するが、特に茎に発生するとその先が枯れてしまう場合も多い為、被害が大きくなる。

発生時期・原因:多湿・低温で乾燥し、なり疲れや生育後半の樹が弱った状態になると病状が一気に進行する。

主な予防剤:ジマンダイセン水和剤

主な治療剤:トップジンM水和剤

 

 

 

 

■害虫

○アブラムシ類

症状:葉や果実などさまざまな部分に寄生して吸汁することで、ウィルス病を媒介したり、排泄物によるすす病が発生するなどの被害がでる。

発生時期・原因:圃場周辺の雑草地からの飛び込みや苗による持ち込みが主な発生原因で、露地栽培では5月~10月が主な発生期間となる。

主な薬剤:ウララDF、コルト顆粒水和剤、チェス顆粒水和剤、ピラニカEW、モスピラン顆粒水溶剤

 

○ウリハムシ

症状:幼虫のうちは根を食害し、成虫になると葉脈を残して、円形に葉を食べたり、果実表面を舐めるように食害する。

発生時期・原因:暖かくなった6月~7月にかけて圃場に飛来し、葉や果実を食害する。その後は、株元の土の中へ産卵する。

主な薬剤:コテツフロアブル、スタークル顆粒水溶剤、マラソン乳剤、モスピラン顆粒水溶剤

 

○ハダニ類

症状:葉を吸汁されることで、白い小さな斑点状の模様ができ、被害が進むと葉全体が褐変・枯死し、生育が抑制される。

発生時期・原因:高温・乾燥の条件下で発生することから、露地栽培では梅雨明け以降多くなる。

主な薬剤:アグリメック、コロマイト乳剤、ダニサラバフロアブル、マイとコーネフロアブル

 

 

※農薬の使用に際しては、農薬容器等の表示ラベルをよく確認して、希釈倍率・使用時期・使用回数等を間違わないよう使用して下さい。

※同じ農薬(同系統)を連続して散布すると、抵抗性が付き効きにくくなるので、薬剤ローテーションを行ってください。

※上記画像の無断転載を禁止します。

※上記薬剤は、令和元年5月末現在での登録となります。

 

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