営農情報

露地キュウリ(ネコブセンチュウ対策)

2019.12.13野菜

 

次作に向けた!露地キュウリのネコブセンチュウ対策

 

天栄支店営農生活課 小針 義仁

 

1 ネコブセンチュウについて

・幼虫(体長0.3mm)がきゅうりの根の先端近くから侵入して「根こぶ」を作り、栄養と水分を奪い生育を阻害する。症状が進行すると、全体的な生育不良や地上部の萎れが見られる。発生適温は20℃~30℃で、産卵数は100個~2,000個に達する。

・1世代に要する日数は適温で25日、それ以外の時期では30~45日。そのため、定植後約1ヶ月で被害が出始める。

・防除方法としては、太陽熱消毒や土壌還元消毒、または土壌くん蒸剤や粒剤等の薬剤による土壌消毒、対抗植物(ギニアグラス等)の輪作等がある。

 

 

 

2 土壌消毒剤による防除について

  (1)被害程度による防除法の選択

 ・収穫終了後の根の状態を下記のとおりご確認ください。

    低密度:根にコブがわずかに発生しているが、萎れが目立たない場合は粒剤で防除を行う。

    高密度:根にコブが多数あり、萎れが1割以上見られる場合は、「ネマキック液剤」、粒剤の併用        で防除を行う。

 

 

 (2)ネマキック液剤の使用のポイント

適用病害虫 使用量 希釈倍数 使用時期 使用方法 使用回数
ネコブセンチュウ 2ℓ/㎡ 4,000倍 生育期(但し、収穫前日まで) 土壌かん注  1回

【登録内容】(平成30年1月5日現在)

 

(ア)使用方法

 ①液剤処理前に十分にかん水を行い有効成分を広がりやすくします。

 ②予め4,000倍に希釈した薬液をかん水チューブや動噴・ジョウロで処理します。

 ③薬液処理後に5~20ℓ/㎡のかん水を行い、根系全体に薬液を広げます。

 

(イ)使用上のポイント及び注意点

 ・予防的に処理するため、定植前の粒剤処理と併用します。定植後14日~収穫直前に処理するのが最も効果的です。

 ・登録内容の「土壌かん注」はかん注機を地中に挿して注入する方法ではないので注意してください。かん水チューブや動噴・ジョウロを使用して処理してください。

 ・液肥混入機による原液もしくは濃い薬液を吸い上げて、その後のかん水によって土壌上で倍率をあわせるような、濃い薬液がきゅうりにかかる方法は行わないでください。

 ・使用時期は「収穫前日まで」のため、処理後24時間が経過するまで収穫は絶対に行わないでください。

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