営農情報

キュウリの病害虫防除

2020.07.15野菜

キュウリの病害虫防除

白河支店 営農生活課  緑川一樹

 露地キュウリの最盛期を迎えるにあたって、気温が上がるとともにさまざまな病気や害虫による被害が想定されます。

 今回は、7月から8月頃にかけて発生が予想されるキュウリの病害虫の症状や使用薬剤を再度確認し、早期防除を心がけ、品質向上・収量アップにつなげましょう。

■病害

○べと病

症状:葉にのみ症状が見られ、初めは淡黄色の不鮮明な斑点が見られ、拡大して淡褐色となり葉脈に囲まれた角ばった病斑となる。

発生時期・原因:気温がやや低いときに樹勢が低下していたり、葉が濡れていたりすると発生しやすい。6月~7月に発生が多い。

主な予防剤:カスミンボルドー、ジマンダイセン水和剤、ダコニール1000、ベフドー水和剤

主な治療剤:アミスター20フロアブル、ザンプロDMフロアブル、ホライズンドライフロアブル、ゾーベックエ二ベル

 

○うどんこ病

症状:下の葉の方から発生し、葉面にうどん粉をまぶしたような白いカビが生える。

発生時期・原因:やや乾燥した状況で発生する為、ハウス栽培で多く見られるが、露地栽培でも、高温乾燥時や樹勢低下時には注意が必要。

主な予防剤:アフェットフロアブル、カスミンボルドー、ダコニール1000、ネクスターフロアブル

主な治療剤:ガッテン乳剤、カリグリーン、パンチョTF顆粒水和剤、ポリオキシンAL水和剤

 

○褐斑病

 

症状:淡褐色の小さな斑点が生じ、1枚の葉に多数生じることもある。斑点は拡大し灰褐色や黄褐色の病斑になる。

発生時期・原因:収穫が始まる頃から発生されやすく、広がるスピードが速い。多湿で発生しやすく、胞子が飛散しまん延する。

主な予防剤:ジマンダイセン水和剤、カンタスドライフロアブル、ダコニール1000、ベクトール水和剤

主な治療剤:アミスター20フロアブル、ゲッター水和剤、ストロビーフロアブル、ファンベル顆粒水和剤

 

 

■害虫

○アブラムシ類

症状:葉や果実などさまざまな部分に寄生して吸汁することで、ウィルス病を媒介したり、排泄物によるすす病が発生するなどの被害がでる。

発生時期・原因:圃場周辺の雑草地からの飛び込みや苗による持ち込みが主な発生原因で、露地栽培では5月~10月が主な発生期間となる。

主な薬剤:ウララDF、コルト顆粒水和剤、チェス顆粒水和剤、ピラニカEW、モスピラン顆粒水溶剤

 

 

○コナジラミ

症状:成虫は体長1mmほどで、排泄物によるすす病の発生や、キュウリ黄化ウイルスなどのウイルスを媒介する。

発生時期・原因:アブラムシ同様に圃場周辺の雑草地からの飛び込みによる発生原因。露地栽培では4月〜10月の高温乾燥時期が主な発生期間となる。

主な薬剤:アドマイヤー水和剤、ディアナSC、モスピラン顆粒水溶剤、アプロードエースフロアブル

 

 

○ハダニ類

症状:葉を吸汁されることで、白い小さな斑点状の模様ができ、被害が進むと葉全体が褐変・枯死し、生育が抑制される。

発生時期・原因:高温・乾燥の条件下で発生することから、露地栽培では梅雨明け以降多くなる。

主な薬剤:アグリメック、コロマイト乳剤、ダニサラバフロアブル、マイトコーネフロアブル

 

 

※農薬の使用に際しては、農薬容器等の表示ラベルをよく確認して、希釈倍率・使用時期・使用回数等を間違わないよう使用して下さい。

※同じ農薬(同系統)を連続して散布すると、抵抗性が付き効きにくくなるので、薬剤ローテーションを行ってください。

※上記画像の無断転載を禁止します。

※上記薬剤は、令和2年5月末現在での登録となります。

 

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