営農情報

冬季休眠期における整枝・せん定について(ウメ)

2020.12.14

果樹のせん定をウメの木を例えに説明します。


せん定の手順
せん定にあたっては、まず目標とする樹形をイメージし、骨格となる枝の配置や混み
ぐあいなどを観察する。はじめに太い枝の間引きから始める。骨組みとなる太い枝の
配枝が終わったのちに、側枝や結果枝(花芽や果実をつける枝)の間引き、切り返し
ならびに先刈りなどの手順で行う。


切り返しせん定・・・

①先端部を強く伸ばして骨格となる枝を育てる(強く切り返す)
②結果枝や側枝の先端を弱らせない(先端を軽く切り返す、先刈りとよぶ)

③先端が垂れた枝の勢力を回復させたい(切り戻し)枝を若返らせることができる

 

強せん定と弱せん定について
切り取る部分が多く、一本の木では切り取る総量が多いほど強せん定といい

その反対を弱せん定と言う。

冬季休眠期のせん定の強弱が翌春の生育に大きく影響する。
強せん定で枝量を減らすと、地下部の根量との均衡がくずれて翌春にはその均衡を回復する
ために、地下部の栄養成長が強まり多くの新梢が発生する。

樹を作ろうとするので花芽、果実がつきにくくなる。
弱せん定では地上部と根の均衡はくずれないため、新梢の伸長が早く停止する。光合成産物が局部的にかたよることがないので樹体内の各器官に分配されて、花芽の形成、果実の肥大、根の成長が良好となる。

 

 

 

樹齢とせん定強度

幼木・若木期は栄養成長が旺盛なので、間引きせん定主体にし花芽の着生を促す。

ただし、主枝や亜主枝(主枝についで太い枝)などの候補枝は、先端部分を弱めないために、斜立させて切り返す。

老木期は栄養成長が衰えて樹勢が弱まるため、垂れ下がった枝などを切り戻す、せん定を多くして新梢の発生を促す。

 

 

初心者の方や何年もせん定していない樹木については弱せん定をお勧めいたします。

 

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