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米食味向上に向けドローンで稲の生育診断・施肥作業試験

2018.08.15

 JA夢みなみ 自動運転ドローンによる生育診断・施肥作業試験を実施

 

 8月15日、JA夢みなみは、大信支店管内の永山均さんの圃場で、自動運転の農業用ドローンによる生育診断・施肥作業により、米の食味向上と収量アップを図る事を目的に試験を実施しました。

 農業用ドローンはナイルワークス社の製品で、GPSとカメラが内蔵され、農薬・肥料散布の他、圃場の測量、稲の生育状況や病気の診断、収量の予測などが可能。稲から約30センチの高さで飛行するため、飛散量を抑えることができる。

大信支店の鈴木耕種担当職員より「農業用ドローンで生育診断し、試験区と対照区の結果を比較します」と説明。双方約30アールの面積の田んぼで、試験区には苦土液肥をドローンで散布しました。ナイルワークス社の担当者が操作タブレットで散布の指示をすると、田んぼの端から端までドローンが移動して液肥が自動で散布され、参加者からは「難しい作業が要らなくてすごい」など驚きの声が上がりました。

ドローンのメーカー・肥料メーカー・福島県普及センターの職員、JAの支店耕種担当者ら約20名が参加。また、同日に同JA管内長沼支店管内の圃場でも試験を実施し、どちらも9月上旬にドローンでの生育診断が行われる予定で、今後本格的な導入を含めた検討を行います。

 

ドローンでの液肥散布を見守る参加者ら

 

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