概要

1.地区内の概況

(1)農業を巡る情勢

農業を取り巻く環境は、農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加が深刻化するなど、農業生産基盤の脆弱化が進んでいる傾向にあり、さらに、新型コロナウイルス感染症によるインバウンド需要の消失や飲食店の営業・利用自粛により外食産業の需要が低迷し、米の販売価格落ち込みや肉相場の不透明な状況等、農業を取り巻く環境は依然として厳しい状況に置かれています。

このことからJA夢みなみは「地域農業振興」「組織基盤強化」「経営基盤強化」「人づくり」の4つの戦略を実践し、スケールメリットを活かした事業展開と業務の効率化を進めるとともに、環境と時代の変化に適応するため、地域農業の振興と豊かで暮らしやすい地域社会の実現を目指します。

また、地域農業振興計画・中期経営計画の実践を通じて「不断の自己改革」に取り組みます。

  • ○新型コロナウイルス感染症による景気後退の影響が続く販売環境の下ではありますが、「農畜産物ブランド」と「夢みなみブランド」のさらなる発展を目指し、農業所得の増大への貢献はもとより「食と農、地域に貢献する持続可能な農業」の取り組みを実践いたします。さらに、担い手等を中心とした米穀・園芸・畜産での生活基盤の強化を継続して取り組み、生産支援を行ってまいります。
  • ○肥料原料の国際市場の上昇を受け、令和4年の春肥価格においては大幅な値上げとなっております。
     このような状況の下、最大限の仕入れ努力と品目の競争力強化による組合員の「農業所得の増大」と地域での「総合事業の展開」を目指し、農畜産物の生産拡大や、豊かな地域づくりに貢献する為に各事業における出向く体制について、関係部署との連携強化による事業展開を図り、地域農業の振興に寄与してまいります。

(2)管内農業の現状

①令和2年時点での10年前との販売農家数の推移

資料:農業センサス
 注:①白河市の総農家数・販売農家数は古関村、社村、金山村の合計値を除いた数値である。






②管内農畜産物販売高の現状





単位:千円


③新規就農者の動向




2.JAの概況

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