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温室効果ガス削減で認証のトマト 生産現場を取材

2025.06.10

 東京都港区に本社を置き、社員食堂の運営や病院など各種施設への食事提供サービスの事業を展開するエームサービス株式会社が6月3日、中島村のトマト選果場を訪れ、これから本格化する夏秋トマトの生産現場を取材しました。
 同選果施設は、農林水産省が進める環境負荷低減の「見える化」事業で温室効果ガス(GHG)削減の取り組みが認められ、昨年、星2つの認証を取得。土壌診断を基に施肥設計を行い、化学肥料や農薬の使用削減に取り組んでいる点や、栽培指針をまとめた手引書を生産者に配付し、栽培体系の統一を図っている点などが評価されました。
 食材として当JA産トマトを取り扱う同社は今回、JAの取り組みや白河地方産夏秋トマトの魅力を社内報で紹介しようと、広報やマーケティングを担当する社員ら10人で視察に訪れました。
 社員らは、選果場内と同村でトマトを栽培する水野谷政男さんの圃場を見学。栽培方法の特徴や生産者のこだわり、市場に出荷されるまでの流れと品質管理について説明を受けました。
 最後に意見交換も行い、生産と消費それぞれの立場から食や農産物に対する思い、要望が語られました。社員からは「生産現場の思いやこだわりを、消費者に伝える役目を我々も担っていることを意識しながらサービスを提供していきたい」などの意見が上がり、今後も環境を軸とした取り組みを互いの立場で進めていくことを誓い合いました。


トマトハウス内で広報担当者のインタビューに答える水野谷さん(左)

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