主に業務用米として出荷している「つくばSD2号」の収量増大を目指し、令和7年度中干し講習会を16日午前にしらかわ地区、午後にすかがわ地区、17日にいしかわ地区で開きました。
きゅうりん館で開かれたすかがわ地区の講習会には生産者、JA職員約15人が参加しました。同品種の開発元である住友化学㈱の担当者が生育状況や中干しの重要性について解説。中干しについて、過剰分げつの抑制、根の健全化、耐倒伏性の向上や一発肥料の効果を最大限生かすため、移植日から換算した中干し開始の適正時期を確認しました。
また、中干し適期や出穂期、成熟期が予測できる同社が運営するアプリ「水稲生育診断 稲作先生」を紹介。地図上で自分の圃場、品種、移植日を選ぶだけで手軽に使われている事例を挙げ、正確性をアピールしました。
圃場では稲の順調な生育を確かめました。中干し適期について同条件の事例と同アプリの示す時期にほとんど差異がないことを確認。スマート農業技術の活用で農作業の効率化と収量増大が見込めると説明しました。
中干し適期の稲の状態を確認する生産者