春彼岸に向け需要高まる ―ユキヤナギ選花―
すかがわ岩瀬地区ではユキヤナギの選花を12月中旬から開始しました。2月下旬から春彼岸頃までが出荷ピークとなり、約1万5000ケース(約200万本)を目標に全国各地へ出荷します。
ユキヤナギを株ごと掘り起こし、ハウスで15日間程「根蒸し」を行い、需要期に合わせて開花を調節します。出荷直前まで株付きのため、開花後花持ちが良いのが特徴の1つです。
花芽の数、枝ぶり、長さを基準に選花し、安定した品質を確保しているため市場からの引き合いが強く、担当者は「12月は例年よりも注文数が増えた。春彼岸に向けますます需要が高まる」と話します。
生産者は昨年より1人が新規に増え15人で、作付面積は約14㌶。全国でも有数の生産量を誇る一大産地です。小ぶりの白い花を付けることから「小雪」のブランド名でPRしています。
また、鮮やかなピンク、青、黄など7色に色付けした「レインボー」も人気で、1月下旬から「はたけんぼ」で販売されています。
なお、1月は春節の時期で需要が高い中国、台湾など海外にも市場を通して輸出しています。
ユキヤナギを選花する作業員
色鮮やかなレインボー