今ある水田や農地の維持を目的に　-農事組合法人南山形ファーム設立総会-

　2月20日、石川町の南山形集落営農組合は「農事組合法人南山形ファーム」を設立し、総会を開き、組合員、石川町、県中農林事務所須賀川普及所、ＪＡ関係者ら34人が参加し、設立を祝いました。同町で集落営農を法人化するのは初の試みです。

　同法人の組合員数は27人。高齢化や後継者不足で耕作放棄地が増えている中、今ある水田や農地を維持していき若い世代の人たちに農業を始めてほしいという思いから平成28年の8月より約1年半設立準備期間を経て法人化しました。

　薄井常務は「みんなで支え合い、地域を守り、農業を盛り上げていってほしい。また、積極的に新しい農作物の栽培にも挑戦してほしい」と話しました。総会では設立に関する事項が報告され、定款承認について、平成30年の事業計画についての２つの提出議案が原案通り承認されました。今後、ＪＡは連絡協議会を設け情報交換等を行える場を提供し、さらなる農業の活性化に向けて地域一丸となり活動していく方針です。

組合員とその他関係者たち