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東部選果場選果設備新設工事 竣工式・稼働式

2020.07.06

より効率的で正確な果樹選果が可能に/東部選果場選果設備新設工事 竣工式・稼働式

 

 果樹生産における作業効率の向上、市場評価の安定化、栽培技術の底上げを目指し、須賀川市にある東部果実共選施設の選果設備の新設をしました。最新式省力型果実選果機(循環型簡易トレー式)と光センサーを導入し、一日あたり4050ケース(1ケース10kg)のペースで梨・リンゴの選果を行い、これまでの手選別に比べ、より効率的で正確な選果を行うことが可能になります。
 今回導入した選果機には、内部品質光センサー(非破壊式透過光式)と外部品質カメラが搭載されており、それぞれ糖度の測定や着色、形状、サイズなどの外観の測定ができます。センサーやカメラで全量測定することによって品質の均一化が実現し、果実の特性や市場・量販店からの要求、販売戦略を自由に選択できるようになります。JAでは、得られたデータをもとに圃場ごとに指導を行い、栽培技術の底上げを目指します。
 7月6日に、新設工事竣工式を開き、行政関係者、全農、施工業者が出席。竣工式を行った後、実際に梨を選果機にかけて動作を確認しました。総事業費は約1億4600万円で国庫補助の産地パワーアップ事業を活用して新設。選果場は、須賀川・岩瀬地区管内の果樹生産農家が利用し、梨65ヘクタール、桃3ヘクタール、リンゴ18ヘクタールの選果を行います。
 橋本正和組合長は「この高機能な施設を有効に活用し、組合員並びに利用者の拠り所として、地域農業振興に最大限貢献できるよう努めていく」と話しました。

 

稼動スイッチを押す橋本組合長ら(左から4番め)

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