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須賀川市の農業賞を受賞

2020.11.10

須賀川市の農業賞を受賞/須賀川市農業賞表彰式


 第30回須賀川市農業賞に、個人の部で樽川良雄さん(71歳)、団体の部であんぽ柿生産研究会(相楽芳男会長)が選ばれました。農業経営の改善及び集団活動に積極的に取り組んだ点が評価され、今後の農業経営の指針として、他の模範となるとして表彰を受けました。須賀川市役所で開かれた表彰式で4日、橋本克也市長から表彰状が贈られました。
 樽川さんは、きゅうりと水稲の複合経営を行っており、きゅうり栽培については、昭和60年からハウス栽培をいち早く導入するなど、地区の施設導入普及に先駆者として貢献しています。水稲においては、農地の集積や作業委託等の拡大により生産コストの軽減を図り、市や市認定農業者会で推進する酒造用の加工用米にも積極的に取り組むなど、農業所得の確保と農業経営の安定を図っています。また「袋田農地・水・環境を守る会」を発足し初代会長として、農用地の集積や耕作放棄地の解消に取り組むとともに、地区の農家・非農家問わず地域ぐるみで活動し、地域の活性化に貢献しています。
 あんぽ柿生産研究会は、夏場の露地きゅうり栽培後に、冬場の収入源として栽培していた柿を加工し、あんぽ柿として、付加価値をつけて販売するために平成11年3月に研究会を設立。また、東日本大震災の際には、県北地区が出荷停止になる中、何度もモニタリング検査を実施し、諦めず出荷に取り組んだことにより、市場からも高い評価を受け「須賀川のあんぽ柿」の知名度を確立しました。
 4日に、表彰式を行い、市の農業関係者らが参加。橋本市長は「須賀川市の基幹産業である農業の振興・発展に寄与し、市の活性に貢献した。これからも尽力したいただきたい」と述べました。

 

 

 

橋本市長から表彰を受ける樽川さん

 

 

橋本市長から表彰を受ける相楽さん

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