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農福連携へ相互理解深める

2020.11.26


農福連携へ相互理解深める/現地研修会初開催

 JA夢みなみは、農業労働力不足の解消に向けた支援対策の一環として、JA全農福島やJA福島中央会、福島県授産事業振興会と連携し、農福連携事業の普及を進めています。16日には同JAで初めてとなる現地研修会を矢吹町で開き、労働力を確保し生産基盤を維持・拡大を目指したい農業者側と、障がい者や高齢者らが活躍する場を創出し社会参画を支援する福祉側が相互理解を深めました。
 同町三神地区でニンジンを栽培する猪合雅樹さん(50)の圃場で行った研修会には、近隣の福祉事業所3カ所から利用者と職員23人をはじめ、関係機関の職員やJAの営農およびTAC指導員ら総勢49人が参加。農福連携の概要やJA管内のニンジン栽培状況の説明、生産者紹介などを行った後、猪合さんやJA職員から作業手順やコツを教わりながら、ニンジンを畑から抜き取り、葉と根をハサミで切り落とす作業を体験しました。
 施設利用者からは、「初めての作業だったが楽しかった。これからも農作業を頑張りたい」と前向きな声が聞かれた。猪合さんも労働力確保に大きな期待を寄せており、今回の実習を経てマッチングが成立すれば、正式に雇用契約を結び、11月25日から労働作業を開始することとなります。
J Aでは今後も関係機関と連携し、同様事例の積上げと事業スキームの確立を図っていきます。

 

ニンジンの収穫作業を体験する参加者

 

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