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果樹防除基準説明会

2021.02.04

果樹の高品質生産を目指す/果樹防除基準説明会

 各地区、各支店で1月下旬から2月上旬にかけて果樹の防除基準説明会を開催し、果樹病害虫防除の徹底をはかっています。各農業普及所担当者が防除暦の令和2年度と3年度との変更点や2年度問題となったカメムシ対策などについて資料をもとに分かりやすく説明し、次期作に向けた栽培のポイントを確認しました。
 2年に甚大なカメムシ被害を受けたことから、カメムシの特性や防除を再確認しました。福島県で加害が多いとされているのはクサギカメムシやチャバネアオカメムシで、薬剤防除のほかにも多目的防災網や忌避灯などの物理的な防除の検討も呼びかけられました。生産者は「昨年大きな被害を受けたので、カメムシ防除を重点的に教えてもらえるのはうれしい」と話していました。
 近年多発傾向にある桃のせん孔細菌病については、春型枝病斑のせん除を中心とした総合的防除の実施が呼びかけられ、防風ネットの導入や地域ぐるみでの防除対策の必要性が話されました。


写真=話を聞く生産者(2日、鏡石町)

 

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