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あんぽ柿 須賀川市長に贈る

2021.12.22

色・甘味、最高の出来/あんぽ柿 須賀川市長に贈る

 JA夢みなみあんぽ柿生産研究会の相楽芳男会長と並木幸雄副会長は12月20日、須賀川市役所を訪れ、橋本克也市長に令和3年産のあんぽ柿を贈呈しました。今年度は、春先の凍霜害により収量が例年の6~7割程に落ち込んだものの、無事出荷までこぎつけたあんぽ柿を橋本市長に手渡し、色も甘味も最高の出来に仕上がったことをアピールしました。
 須賀川市東部地区で1999年から柿の加工を始めた同研究会は、現在13戸、26人で高品質のあんぽ柿生産に取り組んでいます。蜂屋柿を10月下旬から11月上旬にかけて収穫し、一週間から10日程寝かせて追熟した後に皮を剥き、硫黄で燻製してから風通しの良い干場へ吊るします。収穫してから出来上がるまでに40~50日を要し、鮮やかなオレンジ色と柔らかくジューシーな食感が特徴です。正月用や贈答用としての人気が高く、12月初旬から始まった出荷は1月中旬にピークを迎えます。2月中旬まで市場を通じて全国各地へ約10トンを出荷します。
 試食した橋本市長は「皆さんの長年の取り組みによって作り上げられたあんぽ柿は、とても甘くすばらしい味。もっと多くの人に味わってほしい」と感想を述べました。相楽会長と並木副会長は「生産者の高齢化が進んでいるのが現状。若い人にも興味を持ってもらい、地域の特産品としてこの味を守り続けていきたい」と声をそろえました。

 


写真=相楽会長(右から2人目)と並木副会長(右から4人目)からあんぽ柿を受取る橋本市長(中央)

 

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