吉田幸一さん県知事賞/JA夢みなみ梨「幸水」品評会
JA夢みなみ果樹連絡協議会は8月24日、すかがわ地区のきゅうりん館で梨「幸水」の品評会を開催し、西袋支店管内の吉田幸一さんが県知事賞に輝きました。
この品評会は、梨の品質向上に向けた栽培技術の促進と、夢みなみブランドの確立、安全・安心な梨を消費者へPRすることを目的として毎年行っています。出品の規定を5キロ14玉とし、管内から57点の「幸水」が出品されました。
審査員長を県南農林事務所農業振興普及部の佐藤周部長が務め、県中農林事務所やJA全農福島、同協議会役員、JA役員らが、色目、形状、玉揃い、外観などを審査しました。
今年は6月の降ひょう被害で実の生育が心配されましたが、大きく締まり最高糖度が14.7度、平均糖度が12.59度と、甘みも強く仕上がりました。
同協議会の郷隆会長は「今年の幸水は糖度が高く作柄も平年並みで、高単価を推移している。全体的に上々の出来である」と話しました。佐々木一成組合長は「6月の降ひょうで果樹全般約210ヘクタールの被害があり、その中でも梨が約50ヘクタールと大きく被害を受けた。今後は市場・量販店と情報共有しながら販売を行っていく。また、被害に遭った生産者への農業支援事業の準備も進めていく」と挨拶しました。
品評会に出品された梨は26日にJA夢みなみの直売所で販売しました。
県知事賞以外の結果は次の通り(括弧内は支店名)
・JA全農福島県本部長賞 吉田章(鏡石)
・岩瀬地方市町村会長賞 阿部一恵(西袋)
・西白河地方市町村会長賞 鈴木金二郎(白河)
・石川地方町村会長賞 遠藤和郎(石川)
・組合長賞(優秀賞) 本田実(西袋)
廣田克彦(長沼)
有馬勝弘(仁井田)
吉田弘治(西袋)
遠藤満二(東)
・組合長賞(優良賞) 和田一男(白河)
北條雄三(東)
吉田洋一(鏡石)
鈴木善貴(鏡石)
吉田俊一(西袋)
星真一(西袋)
佐藤明(西袋)
鈴木利昭(東部)
箭内勝(東部)
箭内繁(東部)
写真=慎重に梨を審査する佐々木組合長(写真中央)ら