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春ブロッコリー 出荷最盛

2023.05.30

産地の維持・拡大へ対策強化 

 当JAの主力品目の一つ、春ブロッコリーが出荷最盛期を迎えています。系統出荷の拠点となる中島村の集荷場には、1日あたり10000~13000ケース(4キロ換算)ものブロッコリーが持ち込まれ、毎日大忙しです。生育も順調で、6月下旬までに29万8000ケース、販売金額にして4億1700万円の出荷を見込んでいます。
 令和5年度は222戸で106ヘクタールを栽培。夢みなみ産ブロッコリーは、昼夜の寒暖差により茎まで柔らかく味が濃いのが特徴です。鮮度保持のため、ダンボールやコンテナ出荷だけでなく、氷詰め発泡スチロールでの出荷も行われています。
 管内でも主要産地である白河地方のブロッコリー栽培の歴史は古く、昭和55年に葉タバコ栽培の跡地対策として導入されました。同地区の基幹品目であるトマト・キュウリ生産者の補完品目として定着すると、栽培に適した気象条件を活かし県内生産量の約8割を占める一大産地にまで発展してきました。しかし近年、高齢化などにより産地規模は緩やかな減少傾向が続いています。加えて、氷詰め出荷増量に対する製氷量の確保や、最盛期の予冷設備の容量不足など、抱える課題も多いのが現状です。
 こうした状況を打破しようと、当JAではさまざまな取り組み強化を進めています。移植機や予冷庫の未導入者への斡旋と購入者へのJA独自助成、労働力不足解消に向けたマッチングアプリ(デイワーク)の利活用や、作型分化による面積拡大、定期的な巡回指導の強化等の対策を講じて反収向上と安定出荷を目指します。
 さらに今後、老朽化に伴う予冷庫の更新や製氷機の増設も視野に入れて、ブロッコリー産地の維持・拡大に取り組んでいく方針です。


                  
          続々と荷受けされるブロッコリー                              氷詰めする作業員 
 

      
                             旬のブロッコリー 是非ご賞味ください!

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