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「幸水」盆前出荷見込む 

2023.08.10

梨「幸水」合同目揃会

 JA夢みなみ果樹連絡協議会は8月7日、梨の主力品種「幸水」の初出荷を前に管内3地区合同の目揃会を開きました。令和5年産は春先の気温が高かったことから開花が早まりましたが、4月の凍霜害により広範囲で被害を受けました。その後、天候に恵まれ生育が順調に進んだと思われましたが、全体的に小玉傾向となりました。
 東部果実選果場「あぐりフルーツ館」で開いた目揃会には、各地区の生産者や県中・県南農林事務所、JA全農福島、JA役職員ら約30人が出席しました。
 県中農林事務所の担当者から収穫する際の注意点や今後の栽培管理についての説明を聞いた後、JA全農福島の担当者から今シーズンの情勢報告を受けました。生産者らは、階級ごとに並べられた梨を手に取りながら、形状や色、キズの具合などを確認し選果基準について意見を交わしました。
 また、JA各地区の担当職員より選果計画および販売方針について説明。2023年度の「幸水」の販売計画は55,500ケース(1ケース10kg)で、梨全体の合計販売数量は112,000ケースを計画しています。
 同協議会の郷隆会長は「今年は降水量が少なくやや小ぶりではあるが糖度は高く、病害虫の発生も少ない。需要期の盆に向け、良質な梨の出荷に励もう」と挨拶しました。
 「幸水」は9月上旬まで出荷し、品種は「豊水」「南水」「あきづき」「新高」の順にリレーが続きます。



      選果基準を確認する出席者

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